皮膚科で行われるニキビ治療の方法とは
思春期は大人への成長段階であるために、ホルモンバランスが変化しやすい年代です。ホルモンバランスが変化すると皮脂の分泌が増える傾向にあり、アクネ菌が増殖してニキビを作り出します。この症状は思春期に限ったことではなく、仕事や人間関係の悩みなどでストレスを受けやすかったり、生活習慣が乱れがちな大人にも珍しくないものです。症状が悪化すると、くぼんだり赤みが残るといった跡ができやすいため、できれば皮膚科にてニキビ治療を行いたいものです。
皮膚科に行くほどの症状ではないように感じられるでしょうが、保険適用になる場合もある、れっきとした皮膚の病気です。2008年から日本でも、ニキビ治療のガイドラインができたほどです。保険が適用される治療方法には、外用レチノイドという毛穴のつまりを除去する塗り薬、炎症を鎮める抗菌薬、固くなった角質を剥がして皮脂の排出を促すイオウ製剤、毛穴につまった皮脂や角質を器具を使って押し出す面皰圧出などがあります。全ての治療法が試されるのではなく、症状の度合いによって最適な方法が行われます。
保険外の治療では、フルーツ酸の力で古い角質を剥がすケミカルピーリングや、専用のレーザーを使う方法もあります。保険外の方法は皮膚科で行われるというより、美容医療を取り扱う美容皮膚科で受けるケースが目立ちます。ニキビは洗顔方法や食習慣なども影響しますので、医師の指導に従い、根気よく改善を目指しましょう。