ニキビ治療の手段はたくさんある

ニキビ治療といえば、市販の塗り薬や飲み薬を使用するという場合がほとんどです。また、生活習慣を見直し、栄養バランスの良い食事や適度な運動、十分な睡眠などに気をつけます。スキンケア化粧品も、低刺激で肌に負担をかけないものが使われます。どれも、ニキビ改善の基本となる大切なことです。

しかし、色々なことに気を使っても、社会的なストレスなど、回避の難しいこともあります。そのため、多少改善はされても、満足のいく肌の状態にはなかなかならないということがあります。自分でできるニキビ治療に行きづまったら、皮膚科を受診する必要性が出てきます。ニキビを熟知した専門医にかかることで、良い状態の肌がキープできるでしょう。

規模の小さな皮膚科では、問診や患部の処置、薬の処方、経過観察という流れになることが多いです。しかし、一般的にはあまり知られていない治療法もあります。比較的認知度の高いものとしては、「ピーリング」があります。敏感肌や炎症している患部がある場合はできませんが、古い角質を取り除いて、新しい肌が生まれるためのターンオーバーを促進します。

また、ピルなどを用いて女性ホルモンを補給する「ホルモン治療」もあります。さらに、美白やアンチエイジング効果を狙った美容法である「イオン導入」もあります。イオン導入では、ビタミンC(L-アスコルビン酸)などの成分を肌に塗り、そこにとても弱い電流を流す方法で、ニキビの予防にも効果が期待できます。他にも、炭酸ガスレーザーを用いる方法や、最新のものではLED光による光治療もあります。