ニキビについての私の思うこと
「ニキビは青春のシンボル」と言う言葉もありますが、当事者にとっては、たまったものではありません。ぜひ、ニキビで悩んだら、一刻も早く皮膚科の先生に相談してください。私は14歳ぐらいまでは、色白美肌で何の肌トラブルもありませんでした。しかし、思春期以降のホルモンのバランスだったのか、あるいはストレスだったのかは分かりませんが、一度トラブルを作ってしまうと、自然に任せても、治るものも治りづらくなってしまうので、こう書くのです。
残念ながら私が思春期で一番きれいでいたかった時代には、「ニキビ治療は皮膚科医で行う」という発想自体が、親や親戚などのなかにもありませんでした。誰もが「若いから仕方ないよ」という楽観的な考えを持っていたのですが、私の場合は自然に任せても治らなかったので「ニキビは青春のシンボル」などとバカバカしいことを言うつもりになれないのです。立派な病気なのですから、親御さんたちは、我先にと、良いお医者様を開拓して、お子様のトラブルを放置されないことをお勧めいたします。思春期の私は、それほど脂っこい食事ばかりをしていた訳ではありませんでした。
ジャンクフードは、嫌いではありませんでしたが、栄養バランスを考えられた母の作ってくれる食事を食べていましたし、睡眠時間だって足りていましたが、ドラックストアーで売っている薬を買ってもらっても、あの頃は治らなかったのを憶えています。最初に駆け込んだお医者様は、「1日に何回も顔を洗えば良い」と言われましたが、これは無駄でした。私は違う皮膚科医に診てもらうことを考えました。そこではピーリングという、当時としては最新治療の一種を行っていました。
つるつるの肌にしてくれるピーリング治療もつらい物でしたが、これだけでも、完治しませんでした。そのほかの最新式の治療とあわせて、皮膚科医でニキビの芯をとってもらう治療をし、完治するに至りました。